精神不安定

何だか分からないんだけど涙が出た。

自分と同じ状況を辿っている人の文章を見たら、胸が苦しくなる。


懐かしさ？止めたい？嘘？共感？


本当に言葉で表せないことってある。

何だか切なくて、何だか涙が出て、何だか笑顔が零れる。。。

まだまだ過去にすることなんて出来ない。

私の辿ってきた道。味わった苦しみ、嬉しさ、感動。






私なんて本当に今の彼女の他に、本気で恋をしたことがない。

比べようがないし、相手の傷だって分からない。

それが悔しくもある。傷を舐めあいたい時だってある。

そんなの我儘だよね。贅沢だよね。


ごめんなさい･･･。






色んな感情が渦巻いてる。


彼女と身体を重ね始めたその頃。

もちろん、私はビアンではなかったし、女の人が好きだったわけでもない。

というよりも、恋愛をそこまで深く捉えたことがなかった。

だから軽々しい返事が出来た。今の彼女のことじゃない。


でも、れいさんと始まった時だって、今に比べたら全然100％なんて言えなかっただろう。

本当に、信じられない形で始まったワタシタチ。

れいさんも、真相は分からないけれど、初めから100％じゃなかっただろう。

そんなカップルなんて存在するの？

付き合ってみなければ、真実は何も分からないじゃない。

ようはタイミングときっかけ。

それを生み出してくれた、れいさんに感謝しています。


そのきっかけ自体が、奇跡だったんだと思う。

奇跡のあとは、二人がどれだけ歩み寄れるか。

友達時代も、付き合い始めてからも、わたしはどれだけれいさんに譲ってもらっただろう。

未成年な私を、甘やかしてきてくれたことだろう。


でも未成年だとしても、経験してきたことが多ければ違ってくる。

私はほぼいちからのスタートだった。

真剣に付き合うということ。よく分からないままに。


でも何故か身を引かれそうになった時、強く引きとめたんだ。

あれはなんだったんだろう･･･意地？予感？潜在要素･･･

今でも思うのが、肝心なとこでは私が押して、れいさんが引いてる気がする。

それでバランスが上手く取れてるのかな、なんて。






れいさんと身体を重ね始めた時、私は手の位置すらも分からなくて。

触れたい気持ちはあるけれど、触れて良いものか分からない。

相手は服を着ているものなのだろうか？

これで良いの？これが普通？？？？？


私の手は、いつも空を斬るか、遠慮がちに彼女の背中を握っていた。

その感覚は今でも覚えてる。


彼女が進んで「脱いでも良い？」と服を脱いだ。

あの時の彼女の表情、今でも覚えてる。

いつの間にか彼女は上半身裸で、何て綺麗なんだろうと思った。

女の人の胸、触ったらなんだかはにかんだ。


少しずつ少しずつ、お互いぎこちなく私は彼女を攻めていった。

彼女の声、帰る電車の中でも消えることなく、私の何かに火をつけた。

もっと声が聞きたくて、もっと、もっと、もっと。

彼女の声が大きくなるにつれ、私の心は満たされた。


ほとんど完全リバになるまでに、時間はそれほどかからなかった。




私は彼女のモトカノさんたちに、ちょっと意地悪したかったんだと思う。

ねぇれいさん、立場が逆だったから･･･

それで私が納得するとでも思った？


塗り替える、塗り替えたい。あなたの全て。

消すことは出来ない、これからもきっとずいぶん私はアナタの過去に取りつかれたまんま。

あなたも同じ、かな。


塗り替えて、新しい色を重ねる。


よく泣いた、彼女の部屋、昔の残像が見えるって。困らせて、ごめんね。

なんだか最中でも泣ける時が何度かあった。


その分、これからはあなたに鳴いてもらうことにした。

あなたの絡んでくる舌、力の篭る手足、たまに引っかく爪、跳ねる身体、揺れる腰、溢れる泉･･･



全てが愛おしい。





（よく分からない文章で、ごめんなさい；）